150th Logo

家紋事業進捗

慰霊の庭(参道北側)整備

  • 事業進捗平成30年01月22日

    外苑整備報告

    御創立150年記念事業の外苑整備計画として一昨年末より参道の北東部を防護壁で囲い整備工事を実施してきました。昨年末に造園部分整備工事を終え、「靖國の杜」「慰霊の庭」として竣工を迎えました。

    以前、第3駐車場として使用していた個所は「靖國の杜」として装い新たに静寂な佇まい漂う空間へ生まれ変わりました。スダジイなど常緑広葉樹の樹林にケヤキの木立を生かしつつ、鉄平石の小端を埋め込み新設された遊歩道は日本庭園の小路を思わせ、周囲には、参道入口から続く部分に据えてあった奉納のさざれ石や赤石を移設し配置しました。「靖國の杜」は、冬は柔らかな木漏れ日が差し込み、夏は照りつける日差しを木々が遮る鎮守の杜として人々を優しく迎え入れます。

    「靖國の杜」から西側へ続く「慰霊の庭」は、常陸丸殉難記念碑、田中支隊忠魂碑、慰霊の泉が点在し御祭神に縁ある方々から献木されたサクラが多く生育する空間です。長年に亘り土壌は踏み固められ、樹木の育成環境は悪化しており、多くが衰弱し、倒木の危険性もありました。

    遊歩道は樹木等の根を保護する施工方法を採用し、若木の新植を行い樹木の世代交代を進めました。

    各慰霊碑周辺部は整備を行い、日本遺族会女性部より奉納の時計塔も移設し、「靖國の心」を感じて戴ける空間を造成しました。

    敷地境界の北側樹林帯は福島県産阿武隈石を石垣に用いて区画し、将来緑豊かな鎮守の杜を形成できるようにタブノキ、スダジイ、シラカシ、サカキ、ヤブツバキ等の若木を補植しました。

    今回は「靖國の杜」「慰霊の庭」の造園部分のみ竣工となりますが、今後大村益次郎銅像付近北側に半円形の「中央広場」の整備工事を実施し、その後中通りまでの箇所を「憩いの庭」として整備し、併せて大鳥居下周辺の整備工事を経て、平成31年に全国47都道府県の遺族会、陶工から奉納される陶板の設置を以て整備完了となります。

    御来社の折は先行して竣工した「靖國の杜」「慰霊の庭」等を御覧戴き、新たな外苑の装いと共に靖國の慰霊の心に触れ、御参拝戴きたく存じます。

  • 事業進捗平成29年10月20日

    外苑整備工事について

    御創立150年記念事業「いざないプロジェクト」として昨年末より外苑東北部の整備工事を進めています。

    慰霊碑などが点在するこの空間を整備し直し、慰霊の心を感じつつ内苑へとお参り戴きたいとの思いから、今回新たにこの空間を「慰霊の庭」と称する事になりました。

    主な整備内容は、樹木の世代交代を含む杜の環境保全を始め、新たに遊歩道を設置し、常陸丸殉難者記念碑や慰霊の泉周辺での敷石等を用いた慰霊空間の造成です。また、御祭神をお慰めしようとかつて奉納された静岡県春野町産出の「赤石」や「さざれ石」、日本遺族会婦人部(現・女性部)より奉納の時計塔などを一つの空間に集め、一人でも多くの方に慰霊の心を感じて戴けるよう鋭意工事を進めています。

    遊歩道の整備については慰霊の空間として相応しい植栽等を行い、環境にも配慮しつつ、バリアフリー化を進めています。また同時にインフラ整備も進め、行事毎に露出していた配線などは、埋設化で整理される予定です。

    本年の12月下旬には「慰霊の庭」が竣工を迎え、新しい外苑の一部を御覧戴ける予定です。御創立150年を迎える平成31年には「いざないプロジェクト」の一つである全国から奉納の“サクラ陶板”を外苑に設置し、整備工事が完了します。

    また、駐車場整備工事については現在、第二駐車場の劣化した舗装を修復し、より安全かつ快適に御利用戴けるよう整備工事を進めています。竣工は年末としており、引き続き御不便をお掛け致しますが、何卒御理解、御協力下さい。

    「未来へつなぐ靖國の心」として今後新しく生まれ変わる外苑への御期待と共に、全国から寄せられた慰霊の心にふれながら、より多くの方に御参拝戴きたいと存じます。

  • 事業進捗平成29年07月27日

    外苑工事進捗状況報告

    現在工事が進んでいる「外苑整備計画」の造園に関する状況報告を掲載致します。

    ==============================================

                               外苑工事進捗状況報告
                           ランドスケープアーキテクト 今井健雄

    「いざないプロジェクト」での二年に亘る計画・設計も最終段階となり、順次本格的な工事が始まろうとしています。

    プロジェクトは、参拝者を内苑にいざなうと共に、慰霊の心をより感じて戴くため外苑を新たな姿につくり変え、また、時代に伴い変化する、外苑に求められる新しい価値と機能を付加するものです。

    耳慣れない肩書かと思いますが、私はランドスケープアーキテクト、つまり外部空間・環境(ランドスケープ)と人間との関係を構築(アーキテクト)する者としてプロジェクトに参加しています。

    具体的な役割は、前述の「価値と機能」を具体的に描き出すことですが、それはまず、靖國神社を理解する事から始まりました。

    住宅や商業施設などの普段なじみの施設とは異なり、神社は見ること聞くことで新しく知ることも多く、外苑とは神社にとってどのような場所なのか等、神職の方々と議論を重ねて参りました。また、日常の参拝や様々な行事の様子を見て、更には検証も行い、新しい外苑の姿をプロジェクト全
    体で共有することができました。

    一方、すでに様々な施設が存在する外苑では、既存の施設や樹木をどう活かし、更新するかの検討も重要です。特に多くの方々から献木戴いたサクラを中心とする樹木は、寿命を全うする時期に来ているものも多く、長い時間をかけて世代交代を行う為、将来的な生育状況の変化も見据えた配置計画が必要です。

    私には戦死した祖父や伯父がおります。もちろん生前の姿は知る由もなく、これまであまり身近に意識した事はありませんでしたが、プロジェクトへの参加以来、祖父や伯父の事をかつてなく深く想うようになりました。

    改めて英霊に感謝の誠を捧げると共に「良い外苑になった」と思って戴けるよう、引き続き計画を進めて行き、御創立百五十年の節目を迎える靖國神社が「いざないプロジェクト」により、未来永劫に亘り、多くの参拝者を迎えられる様務め、プロジェクトの一員として靖國の心をつないでいく思いに一翼を担いたいと思っています。

    ==============================================
    【社報『靖國』平成29年8月号掲載】

  • 事業進捗平成29年06月16日

    外苑工事進捗状況報告

    現在工事が進んでいる「外苑整備計画」の造園に関する状況報告を掲載致します。

    ==============================================

                             外苑工事進捗状況報告
                          外苑造園設計担当 造園家 関 基治

    外苑整備計画の樹木保全対策と植栽計画 
    未来へつなぐ鎮守の杜

    現在外苑整備計画の中で、靖國神社の象徴でもある多くの献木された桜類を保全するために新しい苑路をつくり、さらに緑豊かな社叢林に囲まれた外苑づくりを進めている。

    桜樹林の保全

    昨年行った毎木調査では、多くの桜の衰退が観察された。長い年月に亘る根元周辺や地表面の固結化が大きな原因と思われるが、ソメイヨシノを代表とする桜類は、寿命を全うする時
    期に来ているのも見られ、キノコ類や病菌に侵され、危険な枝折れも起こっているのが現状である。計画では、残念ながら一部伐採もやむをえないと判断し、それに代わる次世代の若木を植樹していく。

    桜の活性化保全対策として、樹林緑地をできるだけ広い範囲にし、根に必要な酸素を積極的に供給するため、水圧ポンプで掘削しつつ土壌を膨軟化し、透水性を改善して空気が流通し易くする対策や、竹製の空気管を設置し、酸素の供給を促したり、土中に暗渠(あんきょ)を設置して根系の発達を促進する対策を行うこととしている。暗渠や電気設備配管掘削にあたっては、当然樹木の根の状態を見ながら細心の注意を払って工事を進めていく。年を経た樹木に活力を与え、今後とも美しい開花が見られるよう技術的にも細心の方策に取り組んでいるところである。

    現状の外苑は、桜樹林内を自由に歩くことができる広場であったが、今後は、桜の根系の保護の観点から苑路をつくり、鑑賞や散策をしていただく整備計画としている。舗装は透水性の良い舗装材や石畳み等として環境にも配慮した設計としている。

    境内境界の杜づくり

    境内の境界周囲は百五十年を経て大木も多く存在しているが、未来へも継続した社叢林に囲まれている状態に創るべく、若木の補植も行い、充実した多層林(いろいろな高さの樹木が構成する樹林)の形成を図りたい。樹種は、シイ、カシ、タブノキ等の靖國神社の環境に適した常緑広葉樹を選定して補植計画を行っているところである。桜樹林の地表面は土が露出した状態であったが、計画では地被植物(グランドカバー)のタマリュウを植栽して見た目にも美しいみどりの空間となる。四季折々に咲く美しい草花や低木類を植え、御祭神には愈々安らかにお鎮まりいただき、参拝の皆様方にも心休まる空間を目指している。

    ==============================================
    【社報『靖國』平成29年7月号掲載】

  • 事業進捗平成29年05月16日

    外苑工事進捗状況

    現在、外苑の九段中等教育学校側では「慰霊の庭整備工事」として、駐車場の解体や測量等が進められております。

    本年末までに植栽工事、石垣工事、園路舗装、インフラ工事、サクラ陶板基台設置工事、さくら活性化作業等の造園工事を順次行い、本年9月には靖国通り側へも工事範囲が拡大する予定です。

  • 事業進捗平成29年03月22日

    外苑の樹木の移植について【お知らせ・お願い】

    現在外苑で施工中の整備工事では、慰霊の心を後世へと伝えるため、樹勢が衰退し回復が難しい状態となっている樹木の移植・世代交代等の作業に着手します。

    現在靖國神社では、個人・戦友会等より奉納の「献木」移植等について御了承を戴くための連絡を行っております。
    しかしながら、御奉納より歳月が経過しており、転居等で御連絡先が不明の方もおられます。

    御関係者各位には本記念事業の主旨を御理解戴き御了承を賜りたく、お願い申し上げます。

    お問い合わせ等は、下記までお願い致します。
    (企画課)電話03-3261-8326(代)

  • 事業進捗平成29年01月18日

    外苑整備工事のため外苑の一部を閉鎖

    去る12月1日、「外苑改修工事着工清祓祭」が工事関係者参列のもと執り行われ、外苑の整備工事が開始されました。
    工事対象区域には防護壁が設置され、九段中等教育学校側の境内入口が閉鎖となり、「慰霊の泉」や「常陸丸殉難者慰霊碑」等、慰霊碑への立ち寄りが現在できなくなっております。

    この工事では、日本人の慰霊の心に触れる空間を創作し、本殿への御参拝を誘導する整備計画「いざないプロジェクト」として、樹木の列植と遊歩道の設置等が行われる予定です。
    また平成31年までに、参拝者用駐車場の全面整備と外苑全域の電気・水道などのインフラ整備が予定されております。

    工事にともなって御参拝の皆様には御不便をお掛け致しますが、御理解と御協力をお願い致します。

    尚、工事用の防護壁には「外苑のあゆみ」と題しまして、明治二年の御創建以来の外苑の様子を伝える展示を行っております。外苑がどのように変遷し現在に至ったのか、当時の錦絵や写真から垣間見ることができるので、参拝の折には是非御覧下さい。

家紋外苑整備工事について

TOP