悠久の大義に生きたり
  • 陸軍准尉 中山 義雄命
    昭和二十一年一月十日
    ソ連ハラグン収容所にて公務死
    東京都港区芝西久保櫻川町出身 三十二歳

徒らに嘆くを止めよ。
吾笑ひて悠久の大義に生きたり。
児孫の養育及教育は妻たる然して母たる
御身の責務たり。吾が生前の言葉の如く、
立派なる御国の吾子の教育をせられたし。
男の子なれば、士官学校に入校せしむべく、
教育せられたし。女の子なれば結婚期に細かく心遣ひて、幸福なる家庭の主婦とすべし。
残せし資産は有効に使ひて、教育を怠ること勿(なか)れ。
父母の孝養は吾に代りて誠意之(これ)をなすべし。
資産の中、伍阡圓は父母様にお渡し申上ぐべし。(中略)
吾子は吾と心得、亦お国の御宝と心得て
時に秋霜烈日、時に慈愛以て臨まれたし。
                      謹 言
昭和十九年八月二十三日
                  中 山 義 雄

(原文のまま)

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