皇国に殉ずる機、到来す
  • 海軍大尉 中田 庄平 命
    昭和十九年九月二十一日
    フィリピン群島マニラ湾附近にて戦死
    富山県東礪波郡種田村出身 四十二歳

愈々(いよいよ)皇国に殉ずる機、到来す。武人の本懐何物か之に例(たと)へん。偕老(かいろう)を契る七年余、逆境にあること尠(すく)なからざりしに、赤誠以て克(よ)く後援の労を尽したるを感謝す。茲(ここ)に一言述べて、将来準拠(じゅんきょ)すべき点を明かにし、別辞となさんとす。
一、 博明を十二分に養育し父の素志を継がしむる事
二、 母上に孝養を尽されたし
三、 良縁あらば再婚差支なし
四、 健康第一、誠心を以て世に処せよ
五、 博明、年到らば別紙を渡し激励されたし
 はゝを立て わが子培(つちか)ふ 誠こそ
   男(お)の子にまさる 大和なでしこ
                                          閘北総攻撃に際して 庄平

たか子どの

(原文のまま)

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