靖国神社で会ひませう
  • 海軍少尉 松尾 勲 命
    昭和十九年十月二十七日
    比島方面にて戦死
    長崎県南高来郡愛野町出身 二十四歳

 咲くもよし 散るも又よし 桜花

父母上様、喜んで下さい。勲はいゝ立派な死場所を得ました。今日は最後の日です。皇国の興廃此の一戦に在り。大東亜決戦の南海の空の花と散ります。
大君の御楯となって分隊長を初め、共に潔く死につき七度生れかはり宿敵米英を撃滅せん。あゝ男子の本懐是に過ぎるものが又とありませう。(中略)
二十三年の幾(いく)星霜(せいそう)良く育てゝ下さいました。厚くく御礼申し上げます。
今度がその御恩返しです。勲はよくも立派に皇国の為に死んでくれたとほめてやって下さい。ほんとに兄弟の中で私は一番幸せ者でした。喜んで居ります。弟も立派な軍人として御奉公出来る様にして下さい。お願ひします。もう何も思ひ残す事はありません。
父母上様、今度白木の箱でかへります。編⊃声劼撚颪劼泙擦ΑD垢ご嵳難うございました。(中略)

父上様
母上様                                                    勲

(原文のまま)

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