これに過ぎたるは無し
  • 海軍少佐  横山正治命
    昭和十六年十二月八日
    ハワイ方面にて戦死
    鹿児島県鹿児島市下荒田町出身
    二十三歳

皇国非常の秋(とき)に際し、死処を得たる小官の栄誉、之に過ぎたるは無し。
謹しみて、天皇陛下の万才を奉唱し奉(たてまつ)る。
二十有三年の間、亡父上、母上様始め家族御一同様の御恩、小学校、中学校の諸先生並びに海軍に於て御指導を賜りたる教官、上官、先輩の御高恩に対し衷心より御礼申上げ候。
同乗の上田(かみた)兵曹の遺族に対しては気の毒に堪へず。
最後に、皇恩の万分の一にも酬(むく)ゆる事なく、死する身を深く愧(は)づるものに有之候(これありそうろう)。

海軍中尉 横 山 正 治

(原文のまま)

閉じる