遺書
  • 陸軍軍曹 常見哲也命 
    昭和二十年五月三十日
    フィリピンルソン島にて戦死
    京都府舞鶴市平野屋出身 
    十八歳

若年の身皇師(こうし)に従ふ、もとより死を決す。
黒潮は萬古(ばんこ)不盡(ふじん)、故郷の岸に波を打つ。
我又永遠不盡の生命を求めて海洋を征く。
殉皇の大義、炳(へい)として神皇國に輝き吾が示標とたつ。

一、故里に残すことごと忘れ去り
           唯一途に皇に仕えん

一、故里に何の名残を止(とど)むべき
           散って九段の花と咲く身に

一、身はたとへ南の海に朽ちぬとも
           留め置かまじ特幹魂

(原文のまま)

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