遺言状
  • 陸軍伍長 西田 義雄命 
    昭和二十年二月二日
    フィリピンルソン島にて戦死
    福岡県福岡市馬出出身
    二十五歳

天皇陛下の御為に戦死す。

武人の面目にして男子の本懐なり。

若木の花に薫る我が挺進工兵隊、
国防の第一線に立ちて職責の重(じゅう)且(か)つ大なるを思ふ。

ただ感激と感謝のみ。

父母様に先立つも君に忠ならば、また親に孝なり。

私の戦死を喜ばれたく。

兄亡き後は、弟妹相助けて兄の分まで孝養を尽されたし。

終はりに臨み父様母様の御健康を切に祈る。


陸軍挺進工兵隊  義雄

(原文のまま)

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