でつかい奴を沈めます
  • 陸軍少尉 加 藤 虎 男 命 
    昭和二十年五月四日
    沖縄方面にて戦死
    東京都目黒区駒場出身 
    二十歳

お母さん
大元気で、でつかい奴を沈めます。

御祖母様
お元気にてお暮らし下さい。
小学校に通つて居た頃、滑り台より落ちて祖母さまに手当てして
頂いた事を思ひ出しました。
虎男は立派に働いて死にます。

功兄、麗子へ
元気で暮らして下さい。
必ず命中します。
自分の居なくなつた後は、兄さんと麗子だけがお母さんの世話が出来るのだ。
麗子、お母さんには心配を掛けるなよ。


 何を惜しまん 君が御楯となれる我は
 五尺の身 粉々になるとも

第一〇九振武隊 加藤虎男

(原文のまま)

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