姉上様
  • 海軍少佐  服部 照親 命
    昭和十六年十二月十七日
    ボルネオ島バラム岬沖にて戦死
    愛知県中島郡明治村出身 
    二十九歳

日露戦争直後よりの宿命的な戦いの幕は、何時切らるるか知らず。
〇〇に在りて命令一下直ちに出撃、お国の為に日本民族発展の為に戦ふべき物心技の準備は成つた。
如何なる順調なる戦なりとも、最後の敵を破る迄は心を弛めず、如何なる苦戦に遭遇しても日本海軍の勝利を期して、生命あらん限り日頃の腕を発揮して戦ひ進まん。
笑つて死に(生かも知れません。死生命あり論ずるに足らず、死生歸一)つき得る弟の幸福を欣んで下さい。
さらば御機嫌宜しう。
                                                 照親
姉上様

(原文のまま)

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