新年は靖國の大太鼓の響きで始まります。
元日の午前零時、三連七鼓二十一打の号鼓が九段の杜の浄闇を破り、参道に篝火が灯されると、境内は初詣に訪れる参拝者で溢れ返ります。本殿では、境内の井戸から汲み上げられた「若水」を供える儀式に続いて、年の初めに国家の安泰と国民の平安を祈る新年祭が斎行されます。
境内では御神酒や甘酒が振舞われ、初春を言祝ぐ芸能や新春弓始めなどの奉納行事や新春恒例の福引きも行われます。
靖國神社で最も重要な祭典は、春秋に執り行われる例大祭です。
春の例大祭は4月21日から23日までの3日間で、期間中、清祓・当日祭・第二日祭・直会の諸儀が斎行されます。
当日祭に先立って斎行される「清祓」では、神職はもとより祭儀に用いる諸具に至る一切が祓い清められます。当日祭では、生前、お召し上がりになっていた
日本古来の信仰にちなみ昭和22年に始まった「みたままつり」は、今日、東京の夏の風物詩として親しまれ、毎年多くの参拝者で賑わいます。
期間中、境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による
靖國神社で最も重要な祭典は、春秋に執り行われる例大祭です。
秋の例大祭は10月17日から19日までの3日間で、期間中、清祓・当日祭・第二日祭・直会の諸儀が斎行されます。
春季例大祭と同様、当日祭には天皇陛下のお遣いである勅使が参向され、陛下よりの供え物(