靖國神社

外苑のご案内常陸丸殉難記念碑

日露戦争中の明治37年6月15日、陸軍輸送船「常陸丸(ひたちまる)」は近衛後備歩兵第一聯隊(このえこうび ほへいだいいちれんたい)を乗せ、満洲を目指して濃霧の玄界灘を航海していました。そこにロシアのウラジオ艦隊が突如現れ、常陸丸は猛烈な集中攻撃を浴びせられましたが、輸送船のため十分な反撃もできず、須知(すち)聯隊長は軍旗を奉焼し自決、1千余名が船と運命をともにしました。毎年6月15日、この碑の前で戦歿将兵ともども、常陸丸船長以下の陣歿した3名の英国人に対する慰霊祭が行われています。