令和5年03月09日
明治2年の御創立以来、毎年恒例となっている(公財)日本相撲協会主催による奉納大相撲が、境内相撲場にて開催されます。
取組みのほか、本場所では見られない初切り・相撲甚句・櫓太鼓打ち分けなども奉納されます。
ご参拝の折には、横綱・大関以下の力士による白熱した取組みをご覧ください。
【 奉納大相撲実施要領 】
奉納:(公財)日本相撲協会
日時:令和5年4月17日(月)
(午前8時30分開場予定)
場所:靖國神社相撲場
入場:当日先着順6,000名
※入場制限が行われることがあります
日程:
1. 土俵祭(午前9時)
2. 取組開始(時刻未定)
初切り・相撲甚句
櫓太鼓打ち分け
3. 協会役員・横綱・幕内力士参拝(午後1時30分予定)
4. 中入(午後2時頃)
横綱以下幕内力士土俵入り
5. 打出し(午後3時頃)
その他:
1. 小雨決行
2. 場内混雑状況に応じて、安全確保のため入場制限をすることがございます
3. 三役の取り組み前(午後2時40分頃)より、入場・再入場ともできません
4. 三役の取り組み前(午後2時40分頃)より、退出は「相撲場から本殿裏を通り南門へ」の経路となります
打出しより力士退出までは「靖國神社北門」方面は通行不可
※本年は「場内北側出口(法政大学側)」「場内西側出口(三輪田学園側)」からの退出はできませんのでご了承ください
5. ご来場の際は公共交通機関をご利用ください
【 奉納大相撲について 】
伝統の奉納大相撲今日の発展に一役
この「奉納大相撲」は、靖國神社のみたまを慰めるため、明治2年(1869)、神社創立鎮座祭に初めて3日間行なわれて以来、例大祭及び臨時大祭の恒例行事として毎年行なわれているものである。
靖國神社は西欧化の波が押し寄せた時代にもこれを継続し、「国技」相撲の今日の発展に大いに寄与してきた。
また、靖國神社のように常設相撲場をもっている所は少なく、大正6年(1918)11月、東京両国の「國技館」が火災で消失した折の大正7年・8年の春場所と5月場所(当時は年2回)は、靖國神社の相撲場を使って本場所が開催されたほどである。
「相撲は明治2年の鎮座祭に際し、7月1日より3日間之を行ひ、爾来恒例の余興となりて例大祭及び臨時大祭に必行う。初め欧化主義の盛に行はれし当時は、相撲の如く赤裸々たる体躯を露はして公衆に示すは、蛮風となりとて指弾擯斥せられ、囂々(ごうごう)の議を極めたりしかど、伝来のひさしきと勇武鼓舞の名目の下に本社にては之を行うことを得しめ、実に相撲道の命運を挽回して角觝界今日の盛大を致せるものは、本神社に負う所大なりと云うべし。故に大祭に当たりては、其輩縦令遠地にありと雖も、必ず参集して競技に努むるなり。 而して彼等の、大砲、西の海、小錦、常陸山、梅ヶ谷等、横綱となるや先づ、当社に詣でて其式を挙ぐ。本神社とこの技との関係此の如く深し。」
(明治44年発行「靖國神社誌」より)