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家紋事業進捗

大村銅像美装

  • 事業進捗令和元年05月08日

    第一鳥居・大村益次郎銅像美装工事報告

    この度施工された第一鳥居及び大村益次郎銅像美装工事を担当された株式会社シグによる、工事報告を掲載致します。

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    第一鳥居・大村益次郎銅像美装工事報告

    施工監理者 株式会社シグ 鈴木満代


    外苑参道入口に建つ第一鳥居及び、外苑中央部に位置する大村益次郎銅像は経年による外観不良が見られており御創立150年を迎えるにあたり美装計画が進められ平成30年末に施工を完了いたしました。


    第一鳥居は昭和49年に耐候性鋼鈑たいこうせいこうはんで再建され、年数を重ねる毎に良性の黒錆の発生を促うながす錆安定化処理無塗装使用にて施工されておりました。然しながら経年の風雨や排気ガス等に含まれる大気汚染物質の影響により想定外の赤錆が目立つ状態となり、美装計画の検討を進め塗装仕上げとする事になりました。施工については全体の洗浄後、錆を変化させる塗料を塗布し、中塗り、上塗りを進め紫外線劣化防止効果の高い塗料を仕上げとして塗布し美装を完了いたしました。


    一方、明治26年に製作された大村益次郎銅像は、調査の過程において銅像本体は良好であり、当初の風合いを残す為、塗装せず表面の洗浄のみにとどめました。 鋳鉄ちゅうてつ製の台座部分は赤錆が発生していた事と、今後の劣化も懸念された為、旧塗膜を剥離はくり し、下塗り、上塗りを施す事といたしました。また石材部は経年による外観不良があり特殊洗浄剤にて洗浄し、汚れの付着を抑える保護コーティング剤を塗り美装工事を完了いたしました。


    この度、記念事業計画の一翼を担えました事を大変光栄に存じておりますと共に御創立150年に装いも新たな鳥居と、美装された銅像が御参拝いただく皆様をお迎えし、美観が一年でも長く保たれる事を心より願っております。


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    【社報『靖國』令和元年5月号掲載】




  • 事業進捗平成30年12月01日

    記念事業進捗状況報告

    去る10月、拝殿正面錺金物(かざりかなもの)補修工事、第一鳥居美装工事、大村益次郎銅像美装工事が起工しました。施工各所には作業足場が組まれ、工事終了予定の年末まで作業が進められます。

     

    拝殿屋根部分の錺金物は、前回の補修から約30年が経過しており、地金の補修も併せて行っております。補修完成後には、伝統技術を継承する美しい錺金物をご覧いただきたいと存じます。

     

    第一鳥居は昭和49年に再建されて以来、44年が経過しています。調査を行った結果、躯体(くたい)の劣化などは一切なく問題なしと判断されましたが、想定外の赤錆の発生や大気汚染による汚れが近年目立つようになっておりました。その為、今回塗装を塗り替える美装工事を実施しており、工事終了後には再建当時の色に復元される予定です。

     

    また、外苑参道の大村益次郎銅像は調査の結果、銅像本体の傷みは少なく状態は良好でありましたが、鋳鉄(ちゅうてつ)製の台座部分は第一鳥居と同様、錆が多く出ており、今後の劣化が懸念されると判断されました。そのため今回錆落としと専用のコーティング剤を塗布し、劣化を防止し鋳鉄本来の色が維持できる作業を行います。

     

    いずれの工事も完了は本年年末を予定しておりますので、ご参拝の折には是非ご覧いただきたいと存じます。

     

    (企画課)

家紋外苑整備工事について

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