150th Logo

家紋事業進捗

本殿諸整備

  • 事業進捗平成30年07月30日

    本殿冷房化工事完了について

    去る5月31日、本殿冷暖房化工事が完了しました。この工事は本殿における参拝環境の改善を図る目的で実施されました。

     

    例年夏季は本殿内の気温が非常に高温となり、長時間にわたり参列される方の中には体調を崩す方もおられました。そのため、たとえ猛暑日でも暑さが緩和されるよう、殿内に冷房機を設置しました。

     

    一方、冬季は従来より使用していた暖房畳が、老朽化などの理由により十分な効果が得られなくなり、全国各地での設置事例がある最新の暖房畳を本殿内全面に設置しました。

    尚、本工事では本殿の躯体に一切加工を施しておりません。

     

    本年10月からは不測の大地震に備えた拝殿耐震補強工事を予定しております。工事に伴うご不便をおかけすることをご容赦ください。


    (企画課)

  • 事業進捗平成29年12月18日

    本殿脇にて風の計測を実施

    平成29年8月23日から10月1日まで本殿浜縁脇に風向・風速計を設置して風の計測を行いました。

    この計測により、降雨時に頻繁に起こる本殿北側浜縁に雨が吹き込む現象の防止策を探りました。

    本殿では風向の南北にかかわらず常に北側浜縁のみ雨が吹き込んでおりました。
    今回の計測により、北風は直接吹込み、南からの風は本殿南側の樹木帯が影響して吹込みの原因となっていた事が判明致しました。

    この結果から、当神社では本殿構造はそのままに、降雨時のみ臨時の防雨壁を設置してより良い環境で御参拝戴けるよう努める次第です。


    (企画課)

  • 事業進捗平成29年10月20日

    本殿浜縁雨吹込み対策について

    本殿に正式参拝をすると、時折心地良い風が抜けていきます。

    本殿に向い右側浜縁の前に、8月下旬~10月初旬迄の約一ヶ月余り、風工学研究所により風の計測器が設置されました。何かの通信機を連想させるアンテナ型の計測器は、24時間体制で三次元方向の風向、風力測定を行います。収集したデータは、詳細な解析にかけ将来に生かす方針です。

    また、降雨の度に浜縁が濡れ、御参拝の皆様には御不便をお掛けしてきました。今後、降雨時のみ仮設の雨避けを設置する予定です。これにより、浜縁への雨の吹込みを軽減させます。風の解析結果と併用し、より良い参拝環境を整える次第です。


    (企画課)

  • 事業進捗平成29年05月16日

    本殿脇にて「バリアフリー棟竣工祭」執行

    本年1月より進められてきた御創立150年記念事業の一つである「バリアフリー棟」がこの度竣工し、4月18日、竣工祭が同棟脇にて執り行われました。

    当日の祭典は、午前11時より坂権宮司以下神社代表及び工事関係者等約20名参列のもと行われ、建物が祓い清められました。


    (企画課)

  • 事業進捗平成29年04月28日

    「本殿バリアフリー棟」竣工報告

    4月18日、竣工を迎えた「本殿バリアフリー棟」設計担当の有限会社伊藤平左ェ門建築事務所による、竣工報告を掲載致します。

    =========================================

                             「本殿バリアフリー棟」竣工報告
                    有限会社 伊藤平左ェ門建築事務所 取締役 井上説子

    この度、御創立150年記念事業の重要な柱と位置付けられている本殿バリアフリー棟が、無事竣工を迎えることができました。御遺族や参拝者の高齢化が進む中、一日も早い完成が待たれていた工事でした。 

    本殿は基壇上に建ち、床の高さは左右の廻廊より3メートル以上高くなっていて、「昇殿」という言葉が相応しい建物です。さらに、参拝者全員が本殿内に上がってお参りするという他に例をみない形式がとられています。今までは、車椅子ごと若手神職が3人がかりで抱え上げて階段を上り下りしていましたが、今後は、13人乗りのエレベーターを設えたことで、安全に参拝していただけるようになりました。拝殿から眺めると、北廻廊の屋根越しに銅色に輝く本建物の姿を垣間見ることができます。

    エレベーター本体は鉄骨柱で支えられていますが、エレベーター棟を覆う櫓とそれに続く廻廊は、宮大工の技術を駆使した伝統木造でつくられています。金物を使わず木材を組み上げていく仕事に、30歳前後の若手宮大工が常時10人がかりで夜間作業もいとわず黙々と作業をこなしていました。

    本殿は尾張藩御用材を用いたとの記録があったため、今では貴重な存在となっている木曽檜の使用にこだわりました。木材を神社で直接購入したことにより、天然乾燥材を用いることができ、割れや乾燥収縮がほとんど生じていません。用材を納めた材木屋は、遺骨収集に使用される木箱が外国産材合板製であることに対して心痛の思いを募らし、何とか日本産の無垢材を使ってもらえないかと現在、国へ働きかけているそうです。

    木曽檜の用材は職人たちの手鉋仕上げで光を放ち、檜の芳しい香りが、参拝者を迎えています。御祭神を偲んで来られる方に安心して参拝していただくことを第一に考えた建物となっています。

    ========================================
    【社報『靖國』平成29年5月号掲載】

  • 事業進捗平成29年03月17日

    「本殿バリアフリー棟」新築工事経過報告

    現在工事が進んでいる「本殿バリアフリー棟」を施工担当されている 清水建設株式会社による工事経過報告を掲載致します。

    ======================================

                  「本殿バリアフリー棟」新築工事経過報告
                  清水建設株式会社 現場代理人 和田克彦

     御本殿にバリアフリー化を施し、高齢の御遺族や、多くの崇敬者が正式参拝しやすい環境を整える「本殿バリアフリー棟新築工事」を着工しました。
     設計監理は伊藤平左ェ門建築事務所様、使用する御用材は靖國神社様から御支給の木曾檜材を使用しています。
     昨年末、境内で監理者立会いの上、屋根および高欄(手摺)等の現寸図を確認しました。
     新年1月6日現地で厳かに地鎮祭が執り行われました。その後は仮囲の設置、車両や重機等を本殿脇の工事場所まで入れるために玉垣の一部を撤去して仮設通路を設置する進入路工事と、既設消火配管の調査や設備配管・配線盛替え等の準備工事を行い、本工事に着手しました。
     また、工事は並行して福井県越前市にある宮大工工務店の工場で現寸図を書いて納まりを確認し、木材の加工を開始しました。
     木造建家の中にエレベーターを設置するため、建物内部に鉄骨のフレームが設置されます。その加工も千葉の鉄骨工場で行われ、2月2日には、構造設計者様お立会いのもと製品検査を行いました。
     現場は、1月末基礎工事完了、2月9日鉄骨の組立完了、2月16日柱脚の礎石工事完了、2月17日埋戻し工事完了と、順調に進捗し、2月20日には、福井の工場より加工した木材を境内に搬入しました。搬入後は、土台を固定するアンカーボルトの穴明加工等を行い、2月24日に加工木材の検分を神社様、設計監理者様立会いで行いました。
     2月25日朝、立柱式が厳かに執り行われ、木造軸部組立(建方)を開始しました。
     今後は、3月上旬に屋根板金工事、中旬にはエレベーターの設置工事を行い、春季例大祭よりの使用開始を予定して工事を進めています。


    ======================================
    【社報『靖國』平成29年4月号掲載】

  • 事業進捗平成29年02月23日

    本殿脇にて「バリアフリー棟新築工事地鎮祭」執行

    本殿向かって右側脇に、車椅子の方でも本殿への昇降が可能となるよう新たにエレベーターを設置するため、去る1月6日、「バリアフリー棟新築工事地鎮祭」が執り行われ、德川宮司を始め、設計担当の有限会社伊藤平左エ門建築事務所、施工担当の清水建設株式会社等、工事関係者が参列し、工事の安全を祈願しました。

    当工事は現在、本殿脇にバリアフリー棟の基礎や鉄骨建方が完成する等、本年4月下旬の竣工に向けて順調に進められています。


    (企画課)

  • 事業進捗平成29年01月18日

    本殿脇エレベーター設置工事に着手

    足元が不自由な方が本殿へ正式参拝される際の利便性を向上させるために実施される「本殿のバリアフリー化」の工事が昨年秋から開始されました。

    当工事では、本殿向かって右側の廻廊の脇に、車椅子の方でも本殿へ昇降が可能となるようエレベーター等を新たに設置致します。


    (企画課)

家紋本殿・拝殿・霊璽簿奉安殿 関連工事について

本殿諸整備 拝殿耐震補強及び消防設備 霊璽簿奉安殿補修
TOP