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家紋事業進捗

霊璽簿奉安殿補修

  • 事業進捗平成31年02月01日

    記念事業進捗状況報告

    御創立150年記念事業内苑計画として実施してきた拝殿錺金物(かざりかなもの)補修工事及び霊璽簿奉安殿(れいじぼほうあんでん)劣化箇所補修工事が昨年12月に完了しました。

     

    拝殿と南北の行幸門(ぎょうこうもん)の錺金物は平成元年に昭和の大修築として補修を実施してから約30年が経過しており、錺金物の劣化が顕著になってきておりました。そのため、昨年1月に錺金物を各箇所より取り外し、専門の工場にて1年をかけて補修を実施しました。

     

    補修は古い金箔を一度全て剥した後、下地調整を経て四回にわたる金箔漆箔(うるしはく)押し工法を用いて仕上げられました。その結果、錺金物は以前にも増して鮮やかに光り輝くものとなり、修復された錺金物は年末に全て元の場所に戻され工事は完了しました。

     

    また、昭和47年に本殿裏に建てられた霊璽簿奉安殿(鉄筋コンクリート銅板葺き神明造り)は、建設より40年以上が経っているため建物全体の劣化調査を行いました。その結果、屋根銅板部分を除くほとんどの箇所に損傷があり、全面的に補修を行う必要があると判断され、工事を実施する運びとなりました。

     

    この度の工事では、まず建物全体を覆うコンクリートが中性化し、脆く壊れやすくなっているため、その状態を改善するための処置工事や、建物内部の鉄筋の劣化補修及び防錆(ぼうせい)処理に加えて、鉄筋まで雨水が浸入しないよう建物全体に防水塗装を施しました。

     

    以上のような作業を経て、年末に工事は完了し、建物は建立された当時を思わせる姿に復元されました。

     

    (企画課)

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